DELL VOSRO 1200

DELL12.1インチノートパソコンが手に入った。4年前のモデルでCore2Duo2GHzHDD160GB、メモリ2GHzOSVistaである。カメラ、指紋認証、無線LANexpressCardスロットなどが搭載されており、かなり使えるノートパソコンだ。

困ったことにOSにパスワードが掛けられている。おまけにリカバリディスクでリカバリするタイプ。少々厄介。

幸いにしてBiosの段階でパスワードが掛かっていない。もしもbiosにパスワードが掛かっている場合は記憶保持用ボタン電池を外してクリアする方法がある。起動してみるとbios画面に移行するFキーが無い。Bootデバイスを変更するFキーしか出てこない。

 

(分解)

まずは分解。下の写真のようにDELLのノートパソコンは分解しやすい。DELLHPでも分解方法が解説してありユーザーが部品を購入して拡張出来るようになっている。日本製のノートパソコンは小型化に重点が置かれて分解しにくいが、これに比べるとユーザーフレンドリーで好ましい。

裏蓋が外しやすいし、HDDなどは取り替えを前提にしているのか、取り付け方が取り外しを前提として設計されている。オプションとしている無線LANカード、Bluetoothカードなどは後からユーザーで簡単に取り付けられる。

 







 

(パスワードの解読)

インターネットを捜していると「ophcrack」というフリーソフトがある。これは、OSに掛かったパスワードを解読するプログラムだ。ローマ字、数字の組み合わせで成り立っているパスワードは14字まで解読できる。さらにパッチを当てると拡張も出来る。

早速ダウンロードして、CDに焼き付けCDからbootしてみたら、数秒でパスワードが解読できた。逆に言うと、パスワードをよっぽど工夫しないと簡単に盗まれるということだ。そもそもこの「ophcrack」はパスワードの脆弱性を評価するの目的で作られたものだ。自分のパスワード設定時に十分注意しよう。それにしてもソフトの世界は恐るべしである。

 

(暗号)

ここでチョット余談。パスワードいわゆる暗号にまつわる話に触れる。「暗号」は、暗号化するときの決まり「暗号化方法(アルゴリズム)」と、暗号化方法を知っている第三者から見られないようにする「鍵」から成り立っている。暗号化方法によって平文を暗号化し、暗号化方法を知っている第三者に解読されないように鍵をかける。ここでいう鍵は、暗号化方法を少々ずらすというイメージだ。暗号を解読するためには、これら暗号化方法と鍵が必要になる。

暗号化方法と鍵を持たずに暗号を解読することを「攻撃」とういう。最近のPC性能は格段に良くなって来ているので、考えられる組み合わせパターンを総当たり的に攻撃して一つ一つ確認する方法が可能になった。しかし、複雑な暗号は、この手法ではなかなか解読できない。

詳しいことは良く分からないが、「攻撃」には、「誕生日攻撃」と、時間と空間のトレードオフを利用した「中間一致攻撃」に分かれるらしい。試行錯誤の繰り返しの数は、「誕生日攻撃」(普通送る側と受ける側で2つの鍵を掛けた場合2の2n乗回)に比べ「中間一致攻撃」の方が(2のn乗回)と格段に少なくなる。

パスワード解読ソフト「ophcrack」は、この「中間一致攻撃」を採用したものだそうだ。全然分かっていないが、実は、すごい数学理論によって出来上がっているソフトなのだ。

 

(初期化)

無事、パスワードをクラックして起動に成功した。ハードディスクの構成を見るとリカバリ領域が設定されている。前のユーザーがHDDにコピーを取っていたようだ。リカバリディスクは必要ない。

分解のやりやすいことは前にも述べた。DELLとして
HP(http://supportapj.dell.com/support/edocs/vos1200/ja/sm/index.htm)
にも写真入りで分解方法を詳細に解説している。企業としてまことに好ましい。


(キーボードなどの取り外し)
キーボードにゴミが詰まって動きが悪いので外して掃除することにする。分解の方法についてはDELLのHPで写真付きで解説されているので助かる。



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