ETC


はじまり

ナビやましてETCなど全く関心がなく取り付けることも一生無いだろうと思っていたが、休祭日、高速道路にいくら乗っても1000円と聞くと、小人「武士は食わねど高楊枝」とはいかず無関心でいられない。

さらに経済復興政策の一環からETCを導入する場合に補助金が支給されるという。役人天下り先の外郭団体が「セットアップ料」と称して労せずして資金をかき集める方策であることが見え見えだが、庶民としては補助金支給の魅力に抗し難い。


仕組み

そこでETCを売っていそうな店に行って、そもそもの仕組みを聞いてみた。どうも以下のようであるらしい。


ETC車載器を購入する(店によっては機種の選択余地がない場合あり)

セットアップと取り付けを行う、同時にETC用のICカードを作る
(セットアップ料金は政府外郭団体に落ちる、ETCカード契約と称して新たにクレジットカードを契約させるケースもあるので注意が必要)

運用を開始する
(高速道路へのアクセスはETCで入ってETCで出ることが大事、どちらか片方ETC以外で料金精算をするとややこしくなる)


実に簡単であるが、トータルでかかるコストは、ETC車載器の代金+セットアップ料+取り付け費用+ICカード制作費用(別にクレジットカードを持っていれば無料で作ってくれる場合が多い)

補助金はこれら合計金額から控除される形で支給される。したがって、トータル金額は10000円くらいになる。業者によってはクレジットカードを新たに契約することで安く提供したり、新たに契約するクレジットカードを指定して殆どただ同然で配布している(原理は1円携帯電話と同じ)ところもあるらしい。商魂たくましいとはこのことだ。

補助金の恩恵にあずかるには申請用紙なるものが必要だが、販売店に配られる申請用紙の枚数には割り当てがあり、予約しても割り当てられた申請用紙枚数から漏れた人は補助金を受けられない。当初、3月一杯で補助金は終了する予定であったが選挙戦をにらんで(?)延長するそうだ。オマケに申請用紙を大幅に増刷するそうだ。

「状況に応じて変化球を投げる」と言えば聞こえはいいが、「物事を良く考えていないんじゃないの?」というのが国民大半の印象なのではないだろうか。経済政策を棚に上げ政党間の揚げ足取りに忙しい政治家には疑問符が付く。


ETC車載器予約

取り付けは自分でやることにしてETC車載器を予約する。ETC車載器は全国的に品薄で予約が必要なのだ。結局、経済復興政策の恩恵にあずかるのは、販売店、ETC車載器制作メーカーと政府外郭団体なのである。

何はともあれ、第一陣の申請用紙枚数以内であったため、何とか補助金対象になって、セットアップ済みETC車載器を手に入れることが出来た。予約してから約1週間である。


取り付けの勘所

取り付けは難しくない。ポイントはアンテナ配線と電源配線の引き回しを見栄え良くするか、電源をどこから取るかである。電源の取り方はいろいろあるが、私はタバコを吸わないのでシガーライターから取ることにした。どこから取るにしても以下の写真のような結線用の金具が必要だ。

自動車の配線は、平型端子かギボシ端子により接続されている場合が多いので、ホームセンターなどで購入しておくと良い。




アンテナの設置とアンテナ配線

アンテナは、ETC車載器の取扱説明書によると、ダッシュボード上に配置する場合とフロントガラスに設置する場合がある。私はフロントガラスに取り付けることにした。視野の妨げにならないようにバックミラーの付け根付近に取り付ける。

アンテナからETC車載器までの配線が室内に出てこないように気を付けて配線した。私の場合はスズキ・ジムニーだが、おそらくどの車でも同じではないだろうか。

下の写真のようにバックミラーの後方にアンテナを張り付ける。アンテナ配線は車の天井内装の中を経由して右側支柱を通してダッシュボード下部へ(写真の赤い線参照)行う。天井内装の中にアンテナ配線を通すのでサンバイザーを取り外し天井内装に隙間を作る必要がある。写真はサンバイザーを取り外したところ。




サンバイザーを外すには下の写真丸印部分のネジを外す。左側にも同じようなものがあるのでこれも外す。(ジムニーの場合、左側はネジではなくて差し込んであるだけでホックで固定されている、中心の埋め込みを抜くと固定ジグが外れる仕組みだ)

サンバイザーを外すと天井内装を下にずらすことが出来るので、アンテナ配線を隙間に入れ目立たなくすることが可能だ。




下の写真のように、支柱の化粧用内装カバーを外す(ホックで固定されているので少し力を入れて引っ張ると簡単に外れる)とフロントの支柱が現れ、元から付いているFM用アンテナ線と社内照明灯配線が露出する。これらの配線は固定されているので、ETCアンテナ配線をこれらの配線に抱き合わせるようにバインド線でバインドし、これらの配線に沿ってダッシュボード下部(配線が集中している部分)へ導く。

これらの配線が済んだら内装カバーを元に戻しておく。




下の写真は、ETCアンテナとアンテナ配線を終了した後のもの。アンテナ配線が天井内装の中に入っているので目立たない。なお、ETCアンテナは裏表があるので注意が必要である。(フロントガラスに張り付ける場合とダッシュボードに張り付ける場合では裏表が逆になる)






結線部分の露出

下の写真はアンテナ配線と電源配線の仕上がり写真だが、配線をまとめるためにハンドル下のカバーを外す必要がある。

ネジを2カ所外してカバーを上に向かってスライドさせると外れる。ジムニーの場合、殆どの配線結線はこの場所で行われているようだ。ヒューズラックも近くにある。




下の写真のように、○印の部分に配線が集中している。






電源の取り方と電源配線

私はタバコを吸わないので電源はシガーライターから取る(シガーライターは使えなくなる)ことにした。コンソールのネジ2本を外し、さらに灰皿のスライドレールのネジ2本を外すと、カーステレオ、灰皿、シガーライターが集合しているコンソールパネルを外すことが出来る。

コンソールパネルを外すと、シガーライターの後ろ側が露出してくるので、ここに来ているプラス側とマイナス側の端子をシガーライターから外す。



下の写真は、シガーライターから電源端子を外し、コンソールパネルを元に戻したものである。

これらの端子をETC車載器の電源とする。プラス側はギボシ端子のメスなのでETC車載器側のプラス側をギボシ端子のオスとしヒューズを介して接続する。マイナス側は平型端子のメスなのでETC車載器側のマイナス側を平型端子のオスとして接続する。





下の写真のように、ETC車載器を固定しアンテナ配線と電源配線をETC車載器に接続する。両面テープ付きのバインダーでアンテナ配線と電源配線をバインドし固定する。余ったアンテナ配線と電源配線はバインド線でまとめて○印の部分に固定する。ジムニーの場合はハンドルポストに固定してあったのでバインダーを用いて同じように固定した。

後はカバーをして終了である。




下の写真はアンテナ配線と電源配線を他の配線と同様固定したところ。カバーをすれば外から配線が見えない。




セッティング完了。後は実際にETCを通過してちゃんと機能するかのチェックである。







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