シェーバー復活(パナソニック製ラムダッシュ ES-8801)

旅行用に小型・軽量、剃り味もまずまず、大変重宝していたシェーバーが故障した。充電できなくなり不動となったのである。分解してみると回路部品に焼損がみられる。駆動部分は別の電源を接続すると動く。プリント基板を交換すれば修理可能だと思われる。4年間の使用で充電式バッテリーも弱っている。この際、交換できれば。




と言うことで、早速、パナソニックのサービスステーションにメールを送り、部品供給が可能か問い合わせる。担当者は「部品供給はしていません」の一点張り。下手に素人に修理をやらせてトラブルになったら、との配慮と思われる。メーカーとしては当然な対応。商品をそのまま販売店に持ち込んで修理を依頼して欲しい、とのこと。そんなことしたら、1万円以上の修理費を取られるのは目に見えている。新品を買った方がまし、ということにもなりかねない。

さっそく、シェーバーを生産している工場へ連絡を入れる。工場では技術屋さんが多いせいか、とても親切な対応。症状を詳しく聞いてきて、素人の私の見解とほぼ同じ。部品もあるそうだ。ただし、工場から直接部品は発送できないとのこと。私の住んでいるエリアのサービスステーションを紹介される。

近くのサービスステーションへ連絡すると、最初は部品供給に難色を示していたが、この製品への思い入れと何とか修理して使い続けたい旨を伝えると、希望を受け入れてくれた。実は、パナソニックのシェーバーは、もう一台ある。内刃が左右に動くリニアスムーサー機構を最初に開発し採用した10年以上前のもので、回転式の内刃しか無かったシェーバー界に画期的な技術を投入したシェーバーであった。(注)サービスステーションの担当者には、このシェーバーのことも話し大事に使っていることを伝えたのだった。

(注)リニアスムース機構を実現するリニアモーターは、4年の歳月をかけパナソニックで開発された。製品は「リニアスムーサー」として1995年に発売されている。リニアモーターは、その後、開発が進み、毎分12000回の振動を発生していたものが、現在では14000回と早くなり、さらなる小型化がなされシェーバーの小型化に一役買っている。

結局、プリント基板、充電バッテリー、充電器(古くなって心許ないのでこの際新しくしておくことにした)を注文した。

下の写真のように、プリント基板とそれを支えるフレームは組みあがった状態であった。左の旧部品は半田ごてを使って配線をはずしたもの。

新しい基板とモーター部分の配線を行う。




組みあがった状態。Liイオン電池の向きに注意して組み込む。




シェーバー復活だ。




それにしても思うのは、リニアスムース機構の小型化である。初期の駆動機構は最新型の1.5倍くらいの大きさがある。また、内刃の動きも格段に早い。機構の改良が明らかに進んでいる。機構を動かす電力も少なくなっているので、初期型のバッテリーは3本(ニッカド電池)、最新型は1本(Liイオン電池)である。





ES881

先日、パナソニックのラムダッシュの修理記録を掲載したが、今度は元祖リニアスムーサーES881が故障した。正確に言うと故障ではなく破損である。以下の写真のように、筐体を接続しているプラスチック部品のネジ部が破損し、筐体を支えられなくなった。

 

 

早速、八戸の部品供給をしてくれる出先へ問い合わせた。親切に全国の有りそうな場所に問い合わせをしてくれたが、何せ17年前の機種、部品製造が中止されているのは当然だが、ストックも全くないことが分かった。諦めるしかないか。

ということで、破損したブラスチック部品を瞬間接着剤で接着して何とかならないかとバラしてみた。瞬間接着剤である程度固定されたがネジを締めると強度不足からか再び破損してしまう。

 

 

接着した部分に力が掛からないように改造が必要なことが分かった。さて、どうしたものか・・・

とりあえず、ネジ固定の時に破損個所に力が掛からないようにドリルで穴を広げてみることにした。このネジで固定しているものは外装のみなので、それほどガッチリ締めるものでもない。やってみると、とりあえず旨くいった。しばらく使ってみることにする。



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