楓のスツール(2)


輪切り材は年輪が美しい模様となって木工の作品を引き立てる。一方、前回のスツール作成の時も感じましたが、輪切り材はまことに加工しにくい。カンナも上手くかけられないしもちろん自動カンナ盤にもかからないので基準面が出せないで困ります。プロはいったいどうやっているのだろう。宿題です。





下の写真のようにサンダーやグラインダーを用いて水平面を出そうとしましたが、焦げ跡が残ってしまいました。
今回は四隅を切り落として足を付けます。ホゾ接続にしようか迷いましたが今回はダボ接続としました。





均等に厚みが出ないので苦肉の策、丸のこ盤で足の部分だけの厚みを等しくなるように調整します。最終的には丸の拒んで出来た凹凸はグラインダーで仕上げました。グラインダーのこげ後を残さないためには、グラインダーのヤスリを頻繁に変えることです。私のようにもったいないと思っていつまでも同じやすりを使い続けるとこげあとが残るようです。貧乏性は良くありませんです。






足はスライディングテーブルを用いて成型します。下の写真は足の長さを正確に均等にするために釘で一方を固定し切断しているところ。こうするとほぼ同じ長さの足が正確に何本も出来上がります。スライディングテーブルは本当に便利(自画自賛?)。特に精度を上げる工夫をしてからは何かと使用頻度が増してきました。






今回はあまり凝った接続法は用いず、ダボ継ぎとしました。





座面の割れがあまりにも大きいため、最初はチギリで割れを止めようと思ったが、別の木を挿入して仕上げることにしました。

まず、バンドソーで割れ目を加工。





挿入する木を加工して合わせてみます。挿入する木は木目が座面と直角に交差するように材の木目を選びます。





木工ボンドを塗りたくって接着します。






はみ出した木工ボンドを水で濡らしたウエスでふき取ります。クランプでしっかり固定。






片刃ノコで出っ張った部分を切断します。






仮組をしてみます。割れた部分は上手く平面が取れているようです。






座面と側面の様子。まあまあ。後は、足を木工ボンドで接着し、ひたすらやすりをかけて表面をきれいにして、角をトリマーで丸く仕上げて塗装で完成です。






仮組みが済んだら足の接続です。木工ボンドをこれでもかと塗り込んでクランプで固定し接着するまで待ちます。

ダボ継ぎだけでは心もとないのでコーススレッドを足ごとに2本打ち込みます。ダボで継いだところと重ならないように打ち込みます。








木ねじの頭はダボで隠します。






片刃ノコを使ってダボの頭を切り取ります。






トリマーを使って座面の角を落とします。切削面が焦げてしまったのでヤスリがけの時に焦げを落とすことにします。






リョービのヤスリを使って平面を荒く仕上げます。






細かいところのヤスリがけをブラックアンドデッカーのヤスリを使って仕上げます。






今回の塗装は、木の地肌の感触をそのまま残すためと、輪切り材の木目を奇麗に出すためにオイルを使いオイルフィニッシュとします。オイルフィニッシュは結構面倒なのですが仕上がりが綺麗になるので採用しました。






刷毛で数回、オイルを塗ります。






ウエスでオイルを擦り込んでいる様子。ウエスにオイルを染み込ませて何度も木の表面を磨きます。一通り擦り込みが終了したら400番のペーパーを当てます。ウエスで擦り込み、ペーバーと数回繰り返します。






ひたすらウエスにオイルを染み込ませ擦り込みます。木工ボンドは十分にふき取ったつもりでしたが白く残ってしまいました。特にダボで埋めた周辺に多く残っています。輪切り材は一旦染み込んでしまうと水拭きしてもヤスリをかけても取れません。最初からはみ出ないようにすべきでした。今回、勉強になりました。






オイルをウエスに染み込ませてひたすら擦りこみます。400番くらいのヤスリを時々かけながら擦り込んでいきます。






座面の木目が奇麗に出てきました。






前回のもの(左側)は着色しています。オイルフィニッシュ(右側)は木の色が自然のままに出てきました。







つづく

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