KENT パドルの整備

アマチュア無線で電信通信をするのに、トランシーバー内蔵のエレキーを操作するパドル、長年使ってきたKENTのパドルの動きが渋くなった。ここら辺で分解掃除をすることにした。

KENTはイギリスのメーカーで今も健在だ。パーツも販売していて私が購入した時期から20年以上にわたってサービスを提供している。さすが古いものを大事にするイギリスの製品だ。イギリスの製品はアラジンストーブに代表されるように、同じ形のものを改良しながら延々と製造・販売しているレイが多い。日本のように毎年新型が発売され、部品などは、誰が決めたか知らないが5年以上の供給義務はメーカーにない。

そもそも機械ものは、そう簡単には壊れない。もちろん部品で壊れるものもあるが、部品を交換すれば長く使えるものが少なくない。長期にわたって部品供給をして欲しいものだ。

下の写真のように全部の部品は分解できない。2つのパドルを動かすムーブメントはベアリングと可動部分を分解することが出来ない。ただしパドルの上下方向を、六角ネジを緩めることで調整できる。

旋盤で一つ一つ丁寧に製作されるのだろう。それぞれの部品が正確に作られていて機械部品としては精度が高い。





裏面の写真。

構成部品の多くは真鍮製で、表面が経年腐食して購入時の金色の光沢が失われる。今回は表面を磨いて腐食防止塗装を施そうと思っている。

電信で通信するなど、時代錯誤も甚だしいところかもしれないが、どんなに通信状態が悪くても通信可能なところ、レトロ感が素晴らしく、未だに時々使用している。