まな板

コンピューターの中古部品を扱いだすと、部品の検証が必要なときがある。こんなとき、必要なのは最低限のパーツで構成されるPCと、構成されるパーツが取り替え易い環境が必要になってくる。

一番簡単な方法は、構成パーツをバラックで組み立てる事だが、それでは接続が不安定になったりショートしたりとリスクが多い。そこで通称「まな板」と呼ばれる実験台が欲しくなってくる。

市販されているものには、金属製、アクリル製と4種類くらいあるが、どれも1万円前後でかなり値の張るものが多い。

ここでは、簡易なものをアクリル板を使って作ってみることにする。

使用する道具は以下である。何れもホームセンターで手に入るものばかりだ。

・金属製の定規、アクリル板用カッター、タップ(タップ回し)、ドリル、金属用ドリル刃、アクリル板用接着剤


下の写真はアクリル板用カッターである。先端部分の形状に特徴がある。




金属製定規をアクリル板に当てて専用カッターで切断する。コツは少しずつ傷を入れるような気持ちで何回も繰り返して切断することだ。一気に力を入れて切断しようとするとズレで失敗する。端材で何度か練習してコツをつかんだ方が良い。

1/3くらい切り込みを入れるとパキッと折ることで切断できる。




下の写真のように厚みの1/3ほど切り込んだら、切断する箇所の裏に定規を当てて力を加えると簡単に折れる。




切断面は比較的綺麗だ。しかし精度良く直角をだす場合には、この方法では切断後木端(この場合アクリル端)をぺーばー等で調整する必要があるだろう。特に接着する場合は再調整が必要だ。

また、マルノコ盤を使えば一気に精度良く直角に切断できる。(マルノコ盤で試しに切断してみたが切断面がかなり荒れたり、場合によっては摩擦熱によりアクリル板が溶けたりするので注意が必要だ)




下の写真はアクリル板に穴を空けるドリル刃だ。先端に工夫がされていて精度良い穴を空けることが出来る。






穴を開け後、スペーサーネジを取り付けたところだ。穴は面に垂直である必要がある。(出来ることならボール盤の使用を勧める)




下の写真は、出来上がったアクリル板の上にスペーサーネジを取り付けてマザーボードを乗せ固定した様子。




下の写真は、CDドライブ2台、ハードディスク2台の取り付け状態だ。CDドライブとハードディスクをまとめたのは、IDE接続の場合、マスター/スレーブの関係になり一本のケーブルで接続することが多いため、それぞれが近い距離にある方が良いからである。

ハードディスクは3.5インチなので5インチ幅のCDドライブと幅を同じにするために市販のスペーサーを入れている。

ATXケースに取り付けるパーツは全て寸法が規格化されているので組み合わせを考えるとシンプルにまな板が出来る。

アクリル板はパーツの両側をネジ止めしただけである。




下の写真のように、CDドライブとハードディスクの固まりの上にマザーボードを乗せるだけである。かなり手抜きであるがバラックで組み立てる場合、これらのパーツが全部平面に広がることを考えると、作業スペースが合理的に狭くなる点と接続ケーブルが長くならない点でメリットがある。




早速、ケーブルを接続し稼働させtみた。マザーボードを載せたまな板と下のCDドライブ/ハードディスクのブロックは固定しない方が良い。ケーブルの引き回しの関係で自由に置き方を変えられるので都合が良いからである。下の写真では上の写真のマザーボード位置とCDドライブ/ハードディスクのブロックを90度ずらしている。

なお、電源は固定せずにバラック状態である。パーツの配置によって電源の供給位置が変わるから固定しない方が良い。

(after)



アクリル板の加工も簡単な上にパーツがある程度整理できるので、かなり手抜きであるが、まあまあ使えるかなと思っている。さらに改良するとすると増設するカード類の固定である。


バラックで組み立てると下の写真のようになり、かなりな専有面積になってしまう。

(before)


増設カード類は固定されていないので多少ふらつくが、オペレーションが不安定になるわけではないし面倒なので、しばらくそのままにしておくことにする。

とりあえず終了。

manaita12




「表紙」に戻る