自宅サーバーの構築

 

第1話 とりあえずWEBサーバーの立ち上げ

 

つづく

 

 

第1話 とりあえずWEBサーバーの立ち上げ

自宅サーバーのメリットは何といっても、掲載容量の制限が無いことであろう。ホームページを作る場合、プロバイダから割り当てられた個人領域には限りがあり、増やそうとすると毎月高い使用料金を払わなくてはならないのが普通だ。個人が趣味の範囲で負担するには少々荷が重い。

容量の大きい動画等を気にせず掲載することができる等いろいろとアイデアが拡がる。デメリットは、自宅サーバーを外部へ公開することになるので、家庭内LANへの進入を許すことになるので、セキュリティに十分注意を払わなければならない点である。

自宅サーバーの構築をしようとすると、素人には難しい幾つかの乗り越えなければならない壁がある。私などは、本を買ったりインターネットで検索したりして勉強を始めてから、約2ヶ月もかかってしまった。

使用した参考書「全部フリーソフトで作る自宅サーバー for Windows XP(林和孝 著 株式会社ラトルズ)」には「5時間でできる!」と書いてあった。

参考としたホームページは「鷹の巣の自宅サーバー(http://sakaguch.com/)」である。このホームページは、自宅サーバーに関する情報をリンク集約しているすばらしいホームページであるので、自宅サーバーの構築に挑戦されようとする人は是非参考にされると良い。

参考書は、キーポイントについては詳細な解説があり、要点を押さえ素人に分かりやすく解説された本である。おまけに使用するフリーソフトのCDROMが付いているのもありがたい。

 

ポイント

詳細は、参考とした本やホームページにお願いするとして、私が特に苦労した点を書いてみる。これから自宅サーバーを構築しようと思っている人の参考になれば幸いである。キーワードは以下の3つ。

@    使用環境の把握

A    IPアドレスの役割の理解

B    セキュリティの確立

 

使用環境の把握

自宅でサーバーを立ち上げようとしている人は、きっと複数のPCを所有していて家庭内LANを構築していると考えられる。私のような素人でも、かみさん用、自分用、その他共用(ホームシアター用等)と計3台のPCに加え、今回新たにサーバー用のPCを追加した。プリンタやスキャナ等は1台しかないので4台のPCで共有している。

このような環境では、使い勝手のよい無線LANも導入していることが多い。家庭内LANのPC間では、有線、無線を利用して、LANの範囲内PC間での情報交換、個々のPCでのインターネットの利用、プリンタやスキャナといった機器の共用等が実現している。

参考までに私のPC環境を図で示す。NTTからレンタルしているモデムを電話回線に接続し、ルーターを経由して各PCへ有線、無線で接続している。






 

難しさその一(IPアドレスの役割の理解)

家庭内LAN内部の各機器(モデム、ルーター、PC、プリンタ等の周辺機器)は、区別できるように名前が付いている。その名前はIPアドレスというが、素人に簡単に設定させるために、これらIPアドレスを自動的に決める機能がルーターにはある。通常、素人はこれらの仕組みを理解せずにインターネットを利用しているが、自宅サーバーを立ち上げようとしている人は、この仕組みを理解する必要がある。

先に述べたように、この自動的に決める機能は、ルーターの役目であるが、やっかいなのはモデムにもその機能(ルーターとして使用するモード)が備わっていて、知らないとモデムの割り振り機能とルーターの割り振り機能が両方働いてややこしいことになり素人を苦しめる。

自宅サーバーを立ち上げるためには、外から(インターネット側から)家庭内LANの特定のサーバーPCに、自由にアクセスするように設定を変える必要がある。

このためには、二つの作業をしなければならない。

1)モデムの割り振り機能(ルーター機能)とルーターの割り振り機能を止める。

2)外部(インターネット側)から自由にアクセスできるようにルーターのポート(窓)を開ける。

そもそも、ルーターは外部から勝手に進入されないように、プロテクト機能が働くようになっている。これは、自分のPCを守るために必要な機能であるが、自宅サーバーを立ち上げる場合は、この機能が逆にハードルとなる。

 

難しさその二(IPアドレスの役割の理解)

ルーターの自動割り振り機能を止めて、モデム、ルーター、サーバーPCとIPアドレスを固定できると、ほぼ80%は完了である。

次なる難しさは、プロバイダから割り当てられるIPアドレスが接続の度に変更されるということだ。インターネット側から、特定のアドレスを指定して、自宅サーバーに行き着く(みなさんが普段やっているようにURLを指定して目的のホームページにたどり着く)には、このプロバイダから割り当てられるIPアドレスが変わると困るのである。アクセスする側で、いちいちIPアドレスを確かめるのは大変である。

このプロバイダから割り当てられたIPアドレスを固定するには、二つの方法があるが、タダで自宅サーバーを構築しようとするとダイナミックDNSを採用することになる。

この仕組みは、固定のアドレス(私の場合は koheda.dip.jp である)を指定すると、プログラムの中で自動的に「プロバイダから割り当てられたIPアドレス」を調べてアクセスしてくれるというものである。私の場合は、DICEを用いている。

 

セキュリティの確立

セキュリティは、参考書推奨のプログラムをインストールしている。

 

参考

自宅サーバー構築のための設定をしていると、外から自宅サーバーが見えているのだろうか、と確かめたくなる。「」では、診断サイトを紹介していたが、簡易な方法がある。

自分がプロバイダに公開しているホームページにリンクを張る方法である。リンク先をダイナミックDSNで登録した固定アドレスにしておけば、インターネットの外から自宅サーバーが見えるかどうかの確認ができる。

LAN内のサーバー以外のPCで、ダイナミックDSNで登録した固定アドレスを指定しても、旨くアクセスできない場合がある。私の場合は、どうしてもできなかった。

 

とりあえず、自宅サーバーでホームページが見られるようになった。今後、メールサーバーやFTTPサーバー等を順次立ち上げていく予定である。




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