写 真


それでも銀塩カメラ

フィルムスキャナ

レンズのカビ取り(番外)

ポートレート

ポートレート(2)

シャッタースピード調整による水の躍動感

お祭り

女性の美しさと写真

三沢航空ショー

写真のオリジン

夕焼け

朝露





それでも銀塩カメラ

デジタルカメラ全盛である。携帯に便利な小型のものから本格的な一眼レフまで十分実用に耐えられるほどデジタルカメラ技術は成熟しつつあるのではないだろうか。特に一般に普及している数百万画素レベルの小型カメラは目を見張るものがあり、スナップ写真を記録するにはとても便利で、なおかつデザイン的にもファッショナブルである。とても写真なんか撮りそうもないモデルがCMに出てきても違和感がない。

また、銀塩カメラで行われる一連の作業、フィルムを現像しネガを使って印画紙に引き延ばして焼き付けアルバムに整理するという作業は実に面倒だ。撮った後にすぐ見ることが出来る点もデジタルカメラの大きなメリットだ。パソコンで見たり、CDに保存したりというデジタルならではの利便性は圧倒的にデジタルカメラに分がある。

しかし、画質を重視する本格的な写真というと未だ銀塩カメラに分がありそうだ。銀塩カメラの画素数は実に1200万画素レベルで、一般的に普及しているデジカメの数百万画素レベルに比較すると圧倒的な画質である。この画質の優位性は引き延ばしたときに顕著に出てくる。そういった意味では、当分の間、銀塩カメラは存在し続けるであろう。

 

銀塩カメラをデジタルで

画質の優れた銀塩カメラも手軽な取り扱いが売りのデジタル技術も捨てがたい、となると銀塩カメラのフィルムや焼き付けた写真をスキャナに取り込むことが考えられる。

優れた画素数のフィルム(約2500DPI)を写真に焼き付けると、その画素数は500〜700DPIに落ちる。これをスキャナに読み込んでも焼き付けた写真以上に解像度を上げてもいたずらにデータ容量を増やすだけである。

一方、フィルムスキャナは、フィルムの持っている約2500DPI程度まで解像度を上げてスキャンすることが出来る。

(白黒と違って)カラーフィルムを現像するのは素人にとって簡単ではないが「それ以降フィルムスキャナを用いれば、フィルムの持つ良質な画質を手に入れられるとともに、デジタルカメラの利便性も手に入る」との発想からフィルムスキャナ導入に行き着いた。

 

フィルムスキャナ

インターネット検索でフィルムスキャナを検索すると、かなりの機種が販売されている。だが、とんでもなく値段が高い。どれも10万円以上の価格だ。平均的なものだと数十万円もする。それはフィルムスキャナの仕組みを考えれば当然かもしれない。

一般的なフィルムスキャナの仕組みは、照明用光源で原稿フィルムを照明し、フィルムを透過した光を受光素子で受け光信号をデジタル化する。いわゆる透過原稿に特化したスキャナなのである。

 

フィルムスキャナの性能

フィルムスキャナの画質性能を左右する重要な項目に、解像度とダイナミックレンジがある。

解像度

「入力解像度」と呼ばれるもので、DPI( Dot Per Inch )で示される。1インチあたり何ドットに分解してデジタル化するかという数値である。

印刷する紙の大きさにより取得するDPI数が異なることは良く知られている。原稿が35mmフィルムの場合、A4サイズでは2200〜3100DPI、A3サイズでは3600〜5200DPIである。ちなみに35mmフィルムに写し込まれた画像情報量は約5000DPIだそうだ。

個人ユースの範疇では、A3サイズに引き延ばすことはまず無いのでA4サイズを最大とするとスキャナに要求される解像度は2000〜3000DPI程度ということになる。

ダイナミックレンジ

スキャナのダイナミックレンジとは、原稿の濃度幅をどの程度まで幅広く取り込めるかを表す数字である。これはOptical Density(光学濃度)といい、仕様表にはODあるいはDとか書かれている。

ちなみにネガとリバーサル

ネガフィルムとリバーサルフィルムでは濃度が大きく異なり、ネガフィルムの濃度幅が1.5〜1.8であるのに対し、リバーサルフィルムでは3.5である。

ちなみにプリントされた写真の濃度は2.0程度。リバーサルフィルムは、高濃度と大きな濃度差によってノイズが目立たなくなりクリアーな画質を得るのに好都合である。つまり、リバーサルフィルムは信号とノイズの比(S/N)が高いということだ。フィルムスキャナで取り込むフィルムはリバーサルが良いということになる。

スキャナの持つ性能の目安としては、リバーサルを取り込むことを考えてOD3.5以上あれば良いというところであろう。

 

フィルムスキャナに要求される性能

上記からフィルムスキャナに要求される解像度とダイナミックレンジは、それぞれ3000DPI程度、OD3.5以上となる。

ミノルタ Dimage Scan Dual といフィルムスキャナ

ヤフオクで購入。1999年発売から9年が経過している。性能は、解像度2438DPI。今はほとんど見かけないSCSIインターフェイスでOSはWindows98だが、後継機のドライバでおそるおそるWindowsXPで動作させたが十分動作した。(ラッキー!)銀塩カメラデジタル化の初心者には十分すぎるスキャナだ。



ダイナミックレンジについては、取扱説明書や仕様表がないので分からない。試しにネガを取り込んでみたが、取り込んだ画像の見た目と印刷してみた状態はまあまあである。

 

ミノルタ α7700i

若気の至りで、大して写真の腕も無いのに銀塩一眼レフカメラとしてα7700iを1ヶ月分の給料をはたいて買った。このカメラはオートフォーカスが採用されたカメラで、動く被写体に対しても瞬時にフォーカスを修正してビンボケを防ぐという、当時、画期的なカメラであった。

子供が誕生してフル稼働であったが、大きくなってからはデジタルカメラに押されて使わなくなっていた。愛着があり捨てるのはもったいないので大事に(?)押入の奥にしまっておいたが、これでやっとカメラも浮かばれるというものだ。白状するとレンズにカビが生えていて掃除に往生した。

 

写真の腕前

銀塩カメラ再び復活であるが、問題は写真の腕前である。かみさんからいつも言われることだが「全体の構図を考えていない」のだそうだ。下手くそなサッカーよろしくボールに集まるように被写体に集中するあまり構図を全く考えずに撮ることになる。後から見るとそのときの感動が全く伝わらず、何の変哲もないスナップ写真と化してしまうのである。まずはハードウエアよりソフトウエアからということか。ますますやることが増えてきた。

名誉挽回のために敢えて書くが、スチル写真の腕前とは裏腹に、サッカーのビデオ撮影は学生プレーヤーでもある息子に誉められる。次にどこにパスするかを予測して、パス先のスペースを画面に入れて撮るので、後からミーティングに使うのに都合が良いらしい。

腕前を磨くことも大きな課題としてあるが、これを契機にヤフオクにハマリそうなことも心配だ。



望遠レンズ

写真を撮りだすと望遠レンズが欲しくなる。標準でズームレンズ(85105mm)が付いているのだが、風景写真やマリンスポーツなど遠距離からの撮影にはもう少し望遠機能が有るレンズが必要だ。

カメラがα7700iと古いので中古で探したがなかなか見あたらない。オークションで Minolta AFズーム100300mm F4.55.6手に入れた。

ズームレンズとしては軽く、カメラに装着して持ち歩くのにも苦にならない。ネイチャー写真を撮るには必需品である。ちゃんと動作するのでお買い得であった。レンズに若干カビが入っているが撮影には影響無さそうである。




レンズのカビ取り(番外

レンズに若干のカビが入っているとなると、ほっておけないのが人情である。早速、レンズのカビ取りにチャレンジしてみることにする。

レンズの内側に入ったカビを掃除するにはレンズを分解する必要がある。全く未経験なので、早速、レンズのカビ取り方法をインターネットで検索してみると、好きな人は居るもので古いカメラの再生を趣味とされている方が結構たくさんいらっしゃる。で、ブログやらホームページやらを参考にさせていただき、レンズのカビ取り分解初体験が始まった。

カビは、外観から判断すると後玉の内側にあるようだ、そこで後玉外し開始である。マウント側の電子接点のビス2本を外し、マウントカバーを止めているビス3本を外しカバーを外す。

後玉押さえリングは、と見るとカニ目レンチを引っかける切り欠きが無い。いったいどうやって外すのだろうと思いきや、ちゃんと切り欠きが無いリングを回す道具(レンズリング・オープナー)がある。カタカナで書くと何か複雑な専門用具のようだが、単なるゴムの筒である。それをリングに押しつけて回す。なかなか売っていないので近所のカメラ屋に相談してみることにする。(続く)



写真の練習

写真は、全くの素人なので写真を趣味にしている人たちの間では当たり前のことかも知れないが、基本的なことから練習を始めることにした。

本ページをご覧になってコメントや教えていただけることが有れば、是非、掲示板への書き込みをお願いしたい。

 

使用機材

カメラ:ミノルタα7700i35-105AFズーム)(100-300AFズーム)

スキャナ:ミノルタ・フィルムスキャナ(Dimage Scan Dual

レタッチソフト:ジャストシステム(花子)



ポートレート

いわゆる被写体にピントを合わせ、前後をボカした写真である。スナップ写真からの脱皮である。

使用しているカメラはフルオートなので、被写体のカメラを向けるとピントと露出を自動で決めてくれる。印象的なポートレート写真を撮るには、この自動的に決まる露出をマニュアルで変化させる必要がある。

カメラには、この目的のために2つのモードがある。シフトモードとマニュアルモードである。

シフトモードは、シフトレバーを操作することによって、適正露出の範囲内で幾つかの絞りとシャッタースピードの組み合わせを選択できる。

マニュアルモードには、シャッタースピード優先、絞り優先の量モードがあり、それぞれの値をマニュアルで変化させることが出来る。

絞りには、ピントを合わせる機能がある。極端な場合、ピンホールカメラのようにレンズが無くてもピンホール(小さな絞り)だけでピントが合うのは、その機能を証明していることになる。

ポートレート写真を撮る場合は、「被写界深度」に着目する必要がある。被写界深度を浅くする必要がある。被写界深度とはピントが合う前後の範囲のことで、ピントが合う前後距離が狭いのを被写界深度が「浅い」といい、ピントが合う前後距離が広いのを「深い」という。浅い被写界深度では、ピントは狙った被写体だけに合い、前後はボケるという効果が得られる。この被写界深度は、絞り値や望遠で調整することができる。

絞りを解放気味(F値を小さくする)にすると、絞りのピント合わせの効果が薄れて被写界深度が浅くなる。一方、適正露出を条件に絞りとシャッタースピードの関係は以下のようになっているので、この組み合わせの中から絞りを解放気味にしたシャッタースピードを選択すれば、被写界深度が浅い写真が撮れることになる。

下の写真は良い例ではないが、被写界深度を浅くしたために背景がボケている。もうちょっとF値を小さくして絞りを開けると手前の植物がもっと強調されたのではと思う。(手前に写っている金属製の蓋は興ざめであった(反省!))





下の写真も良い例ではないが、狙った花にピントが合っていて、前後はボケている。反省点としては花の背景が明るく花を浮き出させるような効果を出していない点である。(これでは雑草に埋もれた「あだ花」である)むしろ背景の一部にある茶色の部分のような暗い色合いであれば、野に咲く「可憐な花」を強調できたのだろう。





シャッタースピード調整による水の躍動感

シャッタースピードを速くすれば動きのある被写体を的確に捉えられる。水の流れの躍動感はシャッタースピードを変えることによってずいぶん変わる。下の写真はその違いが明確だ。シャッタースピードを速くして水の動きをとらえると、飛沫などの細かな描写が可能になるので躍動感が増す。


(シャッタースピードが速い)

下の写真は水が流れるような感じになる。これはこれで適切な使い方をすれば、良い効果を得られると思う。


(シャッタースピードが遅い)




ポートレイト(2)

撮りたい対象を浮き出させる方法として被写界深度を調整する方法があるが、出来上がりの写真には見た目ドラスティックに変化しない。微妙かつ繊細な変化を求める場合は別だがPCで見るような場合は思いっきり背景をボカした方が効果が大きいような気がする。

下の写真は絞りを調整して被写界深度を調整したものでボケが中途半端である。



ということで、マクロ付きズームレンズを使用して何枚か写真を撮ってみた。成功に近い写真を2枚ほど紹介する。

以下の写真はF4.5、100-300mmのズームレンズを使って撮影した。背景のボケがかなり進み、狙った対象物がかなり強調される。焦点距離の長い望遠レンズでは、焦点距離の短いレンズに比べて被写界深度が浅くなるからである。






お祭り

夏と言えば祭りである。私の住んでいる三沢もいろいろとお祭りが目白押しである。下の写真は七夕祭りで見かけた出店である。どんなお祭りにも見られる「お面売り」と「金魚すくい」のスナップを撮ってみた。

いずれもフラッシュを使用している。「お面売り」は視点を変えて裏側から舞台裏を撮ってみた。強面の兄ちゃんがイスに座って店の前を睨んでいる。もっと愛想の良い顔をしないと売れないだろうに・・・と思いつつ、お面の種類も栄枯盛衰があるな〜等と思いながらシャッターを切った。私の時代は、お面と言えば「月光仮面」だった。



下の写真は「金魚すくい」。手前の子供は、三沢ならではのアメリカ人。洋の東西を問わず金魚を追いかける子供達の眼差しは真剣だ。子供達の表情をダイレクトに撮れれば良かったのだが、まさか店の中にはいるわけには行かなかったので致し方ない。



金魚で思い出したが、子供の頃、夜店で手に入れた金魚を家の水槽で飼っていたが、数週間後に色が剥げてフナになっていて驚いたことがある。夜店ではとんでもない嘘やまやかしが時々あって、それも楽しい。

女性の美しさと写真

久々の出張である。前々から思っているのだが、JAL機内誌スカイワードの中に気になる広告写真がある。「You know who you are」の文字で始まるカフェHard Rock社の広告だ。

女性を主役に、普通の人が普通チョット考えつかない目線で日常のシーンを切り取っている。美しいであろうモデルの女性の顔は写っていないが、見ている人にとっては絶世の美人を連想させる。

著作権の関係でその写真そのものを掲載するわけには行かないが、その写真の魅力を分析してみる。

今月(8月)号は、これまた美しいであろう女性が、飛行機に搭乗する前の金属探知チェックで身につけている金属製のアクセサリーを外しているシーンだ。テロが立て続けに勃発し厳戒態勢が惹かれている場合はどうかわからないが、身につけているアクセサリーをすべて外す必要はないと思うが、そこのところを割り引いても、とてもセクシーで女性らしさを表現している。一瞬、見ている人の目を引く。広告写真としての効果は抜群である。

指輪、ネックレス、リストバンド・・・、これから外そうとしているであろうイヤリング。こんなにたくさんのアクセサリーを着けているのかと思うが、それにしても女性をこれほど魅力的に写せるのは、女性の本来持っている美しさを十分理解しているカメラマンだからだ。

搭乗手続きをするために金属探知器を通ろうとしているシチュエーションは、すべて写真に写し込まれている。例えば、写真の背景には少しぼけた感じで乗客を待っている警備員の姿が見える。前景には主役の女性とともにエックス線透過装置に検査物品を送り込むベルトコンベアが写し込まれている。

顔がわからない映像、写し込まれたシチュエーション設定で美しい女性を連想させているところが、このワンショットの優れているところだ。

ちなみに前のCM写真に使われていたワンショットは、颯爽と道を歩く女性の足と数枚のコインが投げ込まれている大道芸人のギターケースが写し込まれたシーンであった。

写真の構図を考えるとき、素人は撮りたい画像を中心に全体を撮ろうとする。撮りたい対象の一部を切り取って構成する写真は見えない部分の想像をかき立てられてかえって魅力的に仕上がる。写真の魅力は奥が深い。



三沢航空ショー

自衛隊と米軍ベースのある三沢基地では毎年9月に航空ショーが開催される。三沢の人口は4万人位なのに当日の人口は県外からの人たちも併せて15〜20万人になり、この航空ショーは、青森市の「ねぶた祭り」などとともに青森県下の大きな行事の一つになっている。

私は三沢に来た10年前に一度行ったきりで、あまりの人の多さにご無沙汰していたが、7日に開催された平成20年の航空ショーにウオーキングを兼ねて観に行くことにした。

人が多いのが欠点だが、最新鋭のジェット戦闘機をはじめ体育館のような輸送機、戦闘用ヘリコプターコブラなども目の前に展示されていて写真も自由に撮ることが出来る。

戦闘機は古いものだと操縦席に乗せてくれるので、見学者の長蛇の列が出来る。





ヘリコプターはメカそのものがむき出しになっている部分があるので見ているだけで楽しくなる。特にローターの部分は技術系の人には魅力の一つだ。



アメリカの兵士達は、軍から言われているのだろうがサービス精神旺盛で、カメラを向けると愛想がよい。



展示だけではなく、実際に飛んでいる状況も観られる。目の前を爆音とともに通過する戦闘機やヘリコプター、哨戒機等の迫力は度肝を抜かれる。

さらに、日本の航空自衛隊えり抜きのエリート(トップ・ガン)が操縦するブルーインパルスの曲技飛行は航空ファンならずとも大人気である。

また、航空ショーには露店がたくさん出店する。アメリカ人が小遣い稼ぎで出している露店も多く、アメリカサイズのビッグなハンバーガー、吐き気のするような甘さのケーキ、エアフォースが実際使っている(かどうか真相は分からないが・・・)というヘッドキャップや小物などが売っている会場はまるでアメリカ。アメリカの好きな人はたまらない催し物だ。

当日は天候に恵まれず曇りで視界が悪く、メインの出し物であったブルーインパルスの曲技飛行は中止された。遠路はるばるこれを見に来た人たち、本当にご苦労さん。ただ、サービスのつもりかチーム・ブルーインパルスは滑走路を走って曲技飛行に使う煙幕を噴射させて機影を隠すというパフォーマンスを披露した。期待していた観客はほんの少し満たされたことであろう。

ブルーインパルス曲技飛行が中止になったからではないが、飛行士がパフォーマンスをしてくれた。下の写真がそれであるが、滑走路を走るパイロットがガッツポーズをしている。


航空ショーでは、写真撮影が付き物だが、最新鋭のデジタルカメラに超望遠レンズを装着し撮影に興じるプロ的アマチュアカメラマンで会場はあふれかえった。

これらの人を観察しているとなかなか面白い。例えば、彼らの装備を見ると、カメラと超望遠レンズは当たり前だが、ものがたくさんはいるベスト、脚立(観客が目の前に立つと被写体が人の陰に隠れて見えなくなる、これを防止するためだ)、雨合羽(当日は小雨交じり、両手をフリーにするのはこれしかない)、無線機。

注目すべきは無線機だ。無線機は、管制塔と航空機の通信や航空機同士の連絡を傍受するために用意したものだ。いわゆるエアバンドが受信できる無線機だ。

彼らの行動を見ていると、場内アナウンスがあって観客が滑走路に注目してもカメラの準備をしようとしない。無線機にイヤフォンを付け仲間と談笑している。場内アナウンスからややあって一斉に準備に入りカメラをセットする。無線を傍受してから行動するので場内アナウンスとタイミングが異なるのである。

私も、おんぼろ銀塩カメラとオークションで手に入れたズームレンズを持って行ったのであるが、彼らの行動を見ながらシャッターチャンスを伺うことが出来た。

天候により中止されたパフォーマンスもあり、航空ショーそのものはいまいちだったが、それを見に来ている人を観察していると、それなりに面白かった一日であった。翌日の新聞によると、観客動員数は近年最低の7万人と発表された。







写真のオリジン

11月号のSkyWardにエッセイとして紹介されている。写真のオリジンがフランスにあるなんて皆さん知ってた?

フランス、ワインで有名なブルゴーニュ地方の小さな村サン・ルー・ド・ヴァレンスで、化学者ニセフォール・ニエプスが1827年に自分の研究室であった屋根裏部屋から窓の外に広がる風景を撮ったのが世界で初めてらしい。

室内の暗い光と窓の外のデイライトの露出バランスが難しいフレームを見事に調整していることに驚く。現在のオート露出、オートフォーカスの最新鋭機でも難しい露出設定である。

原画も存在していてアメリカ、テキサス大学のオースチン校に保存されているという。もっとも、原画は退行が激しいので現在ではほとんど映像をみることは出来ないが、退行が進んでいないうちに複製されていて、そこに映し出された映像を見ることが出来る。

181年前に8時間の露光を3日間続けて切り取った時代の瞬間だ。

ニエプスは「人間の視線のありのままを心の記憶にとどめるだけではなく、他の方法によってとどめ置くことは出来ないだろうか」と考え研究に研究を重ねたのである。

この特集を書いた写真家 森山大道氏は、このエッセイ「サン・ルーの光」の中で写真の原点に言及する。氏は「写真とは思い出である」と言い切る。

永久に止まらない時間の流れを一瞬間だけ切り取る写真の意味合いは人生において重要だ。

過去を勉強して何の意味があるのだろうかと、学生時代歴史に全く興味がわかなかった。おかげで歴史については劣等生であったが、写真家のものの見方で改めて写真を眺めてみると歴史の重みをひしひしと感じる。





夕焼け

夕焼けの写真は、逆光になるので露出の設定が難しい。夕日を雲の陰に入れるなどして直接カメラに入れないように工夫するか、沈んだ直後を狙うか、露出をアンダー気味にするのが良いようだ。

下の写真は太陽が沈んだ直後に露出をアンダー気味にして撮ったものだ。赤みはそれなりに出ている。夕日は特にホワイトバランスを注意する必要がある。

デジタルカメラはホワイトバランス調整があらかじめ設定されている範囲で出来るが、アナログカメラではフィルタを使って調整するかフォトショップなどのレタッチソフトを使って補正する方法がある。




下の写真はホワイトバランスに失敗した例だ。赤みが足りなくて夕日の写真としては出来は良くない。






朝露

ピンぼけだが庭の木の葉っぱにたまった朝露を写真に撮るとちょっと変わった写真になる。実際は虹色になっていたのだが、旨く撮れなかった。








何の変哲もない写真だが、青空がとても綺麗だったのでと一緒に撮ってみた。


2010/5/9





shasinn18







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