テーブルの修正

木工を初めて初期のころの作品であるテーブルを修正しようと計画した。表面を削り塗装のやり直しと足の構造を変更してモダンな感じに変更しようと思う。

イメージ図は「ぺんてるのエアペン」を使用してデジタル化。





天板はそのまま使用する。足は2×4の材料を用いる。まずは材料を調達。3mのものを購入。





曲がったり寸法が正確でなかったりで例によって丸のこ盤で修正。まずは荒木取り。





丸のこ盤で修正。




荒取りができたところで表面を削って一次仕上げ。自動カンナ盤とカンナ盤を用います。この工程はやたらと木くずが出まくり掃除が大変です。ごみ袋2個分出ました。




左橋のカンナ盤で木端を奇麗に削ります。




足の構造と接合部の詳細を以下に示します。




天板は上の図にあるように浮かした形にしてモダンな感じを演出してみた。はたして吉と出るか凶と出るか。@の部分の詳細は以下。左右のズレに強いようなホゾ組みとした。







Aの部分は天板の重みがかかる部分なので足に荷重をかける構造とした。この部分にはBのような三角形の補強を入れる。





Cの部分は天板を浮かして見える構造。テーブルの外側から支えが見えないようにテーパーを切っている。






テーブルの足を組むためにホゾ組みを採用している。バンドソーを使用してホゾ穴とホゾを作り始めたが、木目による刃のドリフトが大きく正確な切断が出来ないことが分かった。(分かっていたことだが・・・やはり)

もともとマルノコ盤を使用して切断する予定だったが、ホゾ/ホゾ穴の大きさが、テーブルソーで利用できる刃の高さでは切断できない寸法なのでバンドソーを用いることにしたのだった。

マルノコ盤を使用して試しに切断した。刃の足りない部分は手ノコで補うと結構な精度で切断できることが分かったのでこの方法で作り直すことにした。



マルノコ盤でのスライドテーブルと材料のセッティングの様子。スライドテーブルは気軽に固定用の釘が打てるので、材料の固定、同じものの切断が楽である。







マルノコ盤の刃の出が足りないので下の写真のように一部未切断部分が出来る。







これを片刃ノコで丁寧に切り落としヤスリで仕上げる。






仕上がりは以下の写真のようになりぴったりと納まる。






足を組み込んでいる様子。






木工ボンドと木ネジで固定する。ネジの頭はダボで隠す。






ダボの出っ張りを片刃ノコで切り落とし接合部の微調整を手カンナでやります。






もう一方の足を製作しているところ。






横桟の加工。途中テーブルを支える横木が入る切り込みを付けます。






テーブルを支える横木を載せてみる。横桟は2mあるので狭い車庫では取り回しが大変。




テーパー切りの常とう手段、基準板の上に所定の角度に傾けて材料を両面テープで貼り付けます。




基準の板には罫書線を書いておきます。同じようなテーパーを切るときはこの罫書線に材料を合わせるだけで同じようにテーパー状に切断できます。




材料を両面テープで基準板に張り付けて切断しているところです。




テーパーを付けた材料に組み合わせるための切り込みを入れます。これも丸のこ盤で加工が可能。




支えの材料をコーススレッドで固定しダボでねじを隠します。サンダーをかけてラフな仕上げをしているところ。




テーブルの天盤には足が固定されているので手ノコで切断します。




新しい足に天板を載せたところ。天板が少し浮いて見えるところが今回のデザインの売りです。2cmほど浮いているの分かるかな?




テーブルの色は白っぽくしたいのでサンダーで塗装をはがします。簡単に?がれると思っていたところ以外に大変。塗装がしっかりしているため簡単に地肌が出てきません。とりあえず今日はここまで。




ふちの塗装もはがします。




ふちは板をネジで張り付けているのでダボがあります。







ふちの塗装は手カンナで削ります。




表面の塗装は60番くらいのヤスリでは落とせないと見切りを付けて電動カンナで力ずくで削り取ります。電動カンナの幅が7cmくらいしかないので削り深さにむらがあります。とにかくシマシマです。




これを手カンナで修正します。まあ手間のかかること。手カンナを使いこなせるようになるのは10年かかるそうですが使いこなしていない私でも電動カンナに比べれば数倍の仕上がりの良さです。さすが日本を代表する大工道具です。




手カンナで修正したあと60番のヤスリをかけ終わりウエスで表面をふき取ったところです。まあまあ塗装は剥がれています。やすりの番数を増やしながら仕上げをしていきます。




ふちがガタガタなのでルーターでならします。ビットはダウンフォスナービットです。削りかすをビットの回転とともに排出するすぐれものです。




セッティングの様子。ルーターを滑らせる定規が必要です。




ふちの面取りをトリマーを使って行います。あとはひたすらやすりがけ。写真で見た範囲ではほとんど塗装は剥がれていますが細かいところの修正が必要です。先はまだまだ長いな〜!




天板さぶろくの大きさ(90cm×180cm)は夫婦二人でも持ち運びに苦労します。そこでセンターで分かれるように切断することにしました。可搬式丸ノコとセッティングの様子。




大きな板材を切断するときは可搬式丸ノコも大変有用です。




写真では分かりにくいが、木端を止めている木ネジを真っ二つに切断しているのが分かるでしょうか。丸ノコの刃が傷んだのではないかとチェックしましたが問題ありませんでした。すいごい!






組み立ての終盤になってテーブルの天板と足のバランスがあまり良くない気がしてきた。具体的に言うと、天板の短辺側に足が寄り過ぎているということだ。

少し内側にした方が見栄えが良いような気がする。ということで天板の下を覗いてみる。はたして内側に引っ込めることが出来るか?





引き込める幅は約10cmは十分にありそうだ。





ダボで固定するために位置決めジグを使います。




木端は電動カンナで再調整。板の両脇を馬で固定した上でカンナを使います。




ダボで固定。少し隙間が空きます。調整要!






1回目の塗装。






400番のペーパーで研磨。この後、塗装→研磨→塗装を繰り返して仕上げていきます。





テーブルの足を修正する。やはり足は四角柱のほうがデザイン的に良いと思われるからである。それから以前から考えていたように端から少し引き込む形にへんこうする。

ということで10cm□の角材を製材屋さんのところに探しに行く。下の写真のような3mの集成材があったので短く切断してもらって工房へ持ち帰ってきた。





切断面は下の写真のように4枚のスプルースを貼り合わせてある。







これを所定の長さに正確に切断する。我が家の丸のこ盤は刃が最大5cmしか出ずスライディングテーブルを使うとマイナス1cmとなり一気に切断できない。

下の写真のように4か所を丸のこ盤で切断し残った中央部分を手ノコで切断するという面倒くさい切断を行った。







テーブルの足に切り込みを入れる。材が縦長になるのでジグを用いて安定に丸のこ盤上をスライドできるようにする。






ヨコ桟にも切り込みを入れる。足より縦長になるためさらに安定が重要。ジグに固定してフェンスに沿って丸ノコ盤上をスライドさせる。







ヨコ桟に切り込みを入れるためのセッティング。ガイドとのこ刃の直角を確認しているところ。






スライドテーブルのガイドに材を固定して切り込みを入れる。写真で分かるようにのこ刃だけでは足りないので手ノコを用いて残りを切断する。






右側に固定している各材は切断する寸法を一定にするために用いる。






切り込みを丸のこ盤でいれた後、残った部分を手ノコで切断する。







足の部分は角ノミ盤を用いて加工する。ストロークが短いので足りない部分は手ノミで補足加工する。





下の写真のように切断/加工する。






仮組みしてみる。ほぼぴったり。






4本の足のうち2本が出来上がったので仮組みする。





テーブル天板が浮いたようになるデザインは残したまま上述の足を付けてみました。








つづく

表紙に戻る