テーブル
厚さ24mmのシナ・ランバーコア材を2枚張り合わせて約50mm厚の天版としました。また、長さ205cm×幅105cmと大人8人が食卓を囲める大きさです。

中央にも足を付けて強度を補強しています。木端はパイン材を張り付けて着色しアクセントを付けています。

中央の足は着脱可能ですが四隅の足は固定しているためその重量も相まって移動に大変苦労します。

次回は是非無垢の天板を使ってみたいと思っています。

大きなテーブルの発想

大きなテーブルを作ろうと思った理由は2つあります。

一つは家族がいつでも集まってこられる場所を作る。それで(特に最近話題になっている親−子供、夫婦間の)コミュニケーションを良くしたい。

一つに作業机としても使う。(家を設計するとき予算の都合で書斎は作らなかった)何か仕事をしている最中に食事の時間になっても、作業中のものをチョットどかせて食事をする。「チョットどかす」というのがとても重要で、途中の作業をいちいち別の場所に片付けていては面倒極まりない。(私は、仕事を再開するとき、どこまでやっていたのか思い出す時間と再開する段取りにかなりの時間が必要になる。)

私の家族は4人です。リビングに置くテーブルの主目的は食事をすることですが、この目的を達成するための広さは、1人当たりの面積を約幅0.5m×長さ0.75mとすると、4人分で1.5mとなります。

これは、幅を1mとすると長さ1.5mとなります。なるほど、市販されているテーブルは一様にこのサイズを上限として、それより大きなものを見つけることは難しいようです。(もし、これより大きなものを手に入れようと思うと特注するしかない)

この「作業を中断しチョットものをどかせる」スペースは非常に重要で、経験から0.5m程度必要です。(約幅1m×長さ0.5m)

これらを考慮すると約幅1m×長さ2mの大きさのテーブルが必要になります。このスペースは、作業中のものをチョットどける目的だけでなく、皆で取り分ける大皿やボールに入った食事を置いたりするスペース、客さんが来たときのプラスαのスペースにもなります。

我が家には書斎がないので、私とかみさんは、このテーブルで仕事をします。(長女が予備校の寮に入ったので1部屋空いたため、書斎スペースが出来ましたが)

一方、子供2人は個室を持っています。でも、自分の部屋で勉強する時間はリビングのテーブルで勉強する時間より短いようです。

私とかみさんがテーブルにものを広げて作業をしていると、自然と宿題を持って集まってきます。それぞれ黙々と自分の作業をしていますが、コーヒーが飲みたくなった人が、ついでに皆のコーヒーを作り、一斉に休憩に入る。そのとき自然に会話が弾みます。

我が家に、夫婦間、親子間の断絶はありません。(と思っているだけかも!)確かに親子間のものの考え方は、自分たちが子供の頃、親と考えが合わなかったように大いに異なっています。価値観も当然違います。

でも、お互いに「そんな考えをして居るんだ」と新しい発見をすることしばしばです。(きっと子供たちもそうに違いない)

休憩が済むと、それぞれに自分の作業に戻る。自分の作業中でも、分からないところを聞いたりするし、「こんなこと知ってる?」、「こんな単語知らないでしょう」といった会話もときどきあります。

子供たちは、自分の部屋があるにもかかわらず、自分の部屋で過ごす時間より、このダイニングにあるテーブルで過ごす時間が長い。

子供たちの友達が来たときも、私たち夫婦が作業していなければ、自分たちの部屋に案内しないことが多い。私たちが座っているだけの時は、リビングの大きなテーブルに友達と一緒に集まってくる。(当然、子供たちの友達とも会話が弾む)

皆が集まる場所、それがこの大きなテーブルです。昔、複数世代が共同で住んでいた大家族の家とは多少趣が違いますが、この大きなテーブルによって、大家族の暖かさを保ち続けることが出来そうな気がしています。







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