床の張り替え

我が家も建設してから14年経過し老朽化が著しい。特に床はテーブルの周りを中心にイスの出し入れをする部分の表面が剥がれてきてすこぶる見栄えが悪い。そこで部分的にDIYで床材を張り替えることにチャレンジする。

下の写真のように、床材の表面が剥がれてきた。剥がれを目立たなくするために補修用のテープを貼っているが、醜く剥がれてきた。さすがに限界である。




調査

床の下の状況を確認するために床下に潜ってみた。10年以上経っているが、ベタ基礎としていること、24時間床下の換気を行っていることにより、劣化が見られない。非常に良い状態である。湿度も高くない。ただ、基礎から立ち上がる木材に防虫処理が成されていないのは気になる。



写真を見て分かるように、床材の下に捨て板が1枚入っていて床材と床材の接続箇所がその板に固定されている。床材の一部を切り抜く際に根太のある箇所を狙って切断する必要があると思っていたが、その必要が無くなり自由に切り抜くことが出来ることが分かった。

下の図のように凹の場合と凸の場合でクギの打ち方が異なる。凸の場合に合わせてクギを打つ方がピッタリと床材がはまる。



上図のように凹と凸が組み合わされているところは、床材の継ぎ目で床材の浮き上がりや段差を生じることはない。しかし、部分切断する場合は、凹と凸が無い継ぎ目がどうしても生じる。

この部分の浮き上がりや段差が生じるのを防ぐには、大工さんに聞いたところ、床材と捨て板の間に接着剤を用い、継ぎ目の部分に隠し釘を用いて固定するのが良いとのこと。下図参照。

床材の選定

床材は部分的に張り替えるので、元の床と色合い肌合いが出来るだけ同じでなければならない。同じ品番でも日に焼けて多少変色しているので色あわせは特に難しい。床材の切れ端を建材店に持っていって確認することにした。

サンプルを求めてショールームや建材店を捜したが、恐れていたとおり、10年以上前の床材は製造されていない。ちょうど良いピッタリの床材は見つからなかった。

とすると、テーブル周りは敢えて色を違えて張り替えることにする。このような場合は、へたに近い色にしない方が見栄えがする。

また、建材も進歩していて、イスのキャスターで床を痛めたが、最近の床材はキャスター対応になっていて表面が補強され従来より堅くなっている。






左側が細木、右側がアルミ絞り出し材。これを両面テープで貼り付け固定する。





床板を剥がす

床板を剥がす範囲をマルノコで矩形型に切断する。切断の方法は、実際の寸法より内側をまず切断し床板を剥がす。次に切断範囲をマルノコガイドを使って正確に切断する。

下の写真は内側を切断しているところ。マルノコの刃を正確に出すためには、刃高ゲージと呼ばれるジグが有用だ。それにしても鋸屑がすごい。床だけではなく部屋中に微細な鋸屑が飛び散る。あらかじめ養生しておけば良かったと後悔。

 

 

下の写真はバールで床材を刃がしているところ。思い切ってばりばりと剥がそう。ストレス解消になる。(ロールオーバー画像)

 

 

内側の床板を剥がし終わったところ。(掃除機で掃除した後の状態)






きしみ防止のために床の裏からネジを打っている。新しい床板を貼る前に床下に潜って取り外す必要がある。

床下に潜るのは、腰の弱い私にとってやばいことになりそうなので表面から何とかネジを下に落とせないかと思案していたところ、ペンチで出ている部分を挟んで回すとネジがある程度抜けるのが分かったので試してみた。さすがにネジが表面に出ているうちは回せるが引っ込んでくると回せなくなる。

後はセンタポンチで上から叩くと抜けた。これで床下に潜らなくて良くなった。一件落着!

 

 

次にマルノコガイドを使って剥がす範囲を丁寧に寸法通りに切断する。マルノコガイドは2mくらいあればベニアの標準サイズをカバーしているので十分かと思って寸法を決めたが、今回は3mくらい切断したためマルノコガイドをずらして対応した。慎重にずらしたつもりだが微妙に段差が付いてしまった。充填剤を充填してごまかすことにする。

 

 

床材を剥がし終えたところ。カドはノミで直角になるように微調整する。今回、比較的床材剥がしが意外にスムーズにいった。理由は、床材と捨て板の間に接着剤を用いていなかった点だ。大工さんに聞いてみると、きしみがひどい場合は接着剤を使うことがあるとのこと。

 





床材を切断面にピッタリ着ける工夫。下の写真のように車用のジャッキを利用した。こうするとピッタリ圧着した状態でフロアクギを打つと収まりが良い。

 

 

一枚一枚床材を貼っていく。フロアクギは一枚につき5カ所で十分のようだ。





インパクトドライバ

10年使ってきた充電式電動ドリルドライバがおかしくなった。充電してもドリルの回転が遅いしトルクも足りない。全く用を足さなくなってしまった。バッテリの寿命とみた。

新品のバッテリを捜したが、古い機種なのでメーカーで製造されておらず在庫がないということであった。本体はいたって健康なのでバッテリのセル交換をしている業者をインターネットで検索すると新しいバッテリを買うより半分の値段で再生できる。早速注文する。

この業者のやり方は、注文者でセル交換するバッテリパックを梱包しておく、それを宅急便が回収に来る、業者でセル交換する、宅急便で注文者へ届ける、というシステムだ。期間は1〜2週間程かかる。これで諦めかけていた古いドリルドライバがまた使える。なかなか合理的なシステムではないだろうか。


下の写真は今回セルを交換したバッテリパック。

一方、コーススレッドなどのネジを大量に締めるとき、堅木や厚い木材にネジを打つときなど大きなトルクが必要である。このドリルドライバでは力不足を感じていた。その目的にはインパクトドライバがある。今回、かねてから考えていたインパクトドライバを思い切って購入した。基本的に取り回ししやすいバッテリタイプを選択した。LEDの有無についてはずいぶん迷ったが、手元がくらいときのことも考えてLED付きとした。

 

 

フロアコンセントの穴空け

フロアコンセントの穴はコンパスで穴をけびいた後、購入したインパクトドライバで円弧に沿って穴をたくさん空けてくりぬく。このインパクトドライバはクラッチ機構がないので穴が抜ける瞬間は回転速度をゆっくりしてくりぬく必要がある。抜けた表面が荒れた状態になるからだ。

 

 


不具合

床材を張り替えている途中で幾つかの問題が生じてきた。予測していたものなので以下のような対処を行う。床材の反りがかなりひどく、これだけ反るとは思っていなかった。接着剤を使わなかったが、これだけ反ると接着剤を使った方が良かったか。サネが無い部分は床材が反ると確実に浮き上がるため、接着剤+隠し釘、あるいは床下からネジによる固定をする必要がある。下の図は生じた問題である。

 

 

問題1

張り替える床材の範囲が正方形でない

解決方法

下の写真のように切り出し線を新たに引いて切り直す。




今回は集塵システムを用いて出来るだけ切り粉が飛び散らないようにした。トリトンの集塵システムだ。マルノコのカバーは段ボールで作成。調子よければアクリル板で作成しようと思う。また、念のため養生も十分に行った。










 

問題2

床材の反り

床の部分張り替えをしているが、寒くなってきて暖房を入れ始めると、乾燥してくるからか床材が反り始めた。特に部分張り替えなので床材の四方をさねで固定していないため簡単に反る。こんなに反るとは思わなかった。

解決方法

床下から木ねじで固定するしかないと思い、まず隠し釘で板を固定した後、床下に潜って木ねじを打つ。特にさねの無い部分は浮き上がるので、下の図のように床下からネジを打った。










 

問題3

下の写真のように新旧床材の境目の隙間が生じてしまった。


解決方法

床補修用の充填剤を用いて隙間を埋める事にした。



仕上がりの状態だ。暫く使用してみてきしみなどある場合は床下から木ねじを打つことにする。





 

 

 

 

 



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